最近のセキュリティ市場では、各セキュリティ製品の情報を統合・分析、脅威をいち早く検知して対応までを行う対応である「XDR（Extended Detection and Respons）」に注目が集まっています。

　XDRを提唱したのは、米Palo Alto Networks（パロアルトネットワークス）の創業者で最高技術責任者（CTO）を務めるニア・ズーク氏です。そのため、同社は、いち早くXDRへの取り組みを開始しました。現在は、脅威阻止、検出と対応、運用を支援するプラットフォーム「Cortex」の一機能として「Cortex XDR」を提供、利用が拡大しており、提唱者として存在感を高めています。

　連載企画「サイバー攻撃に打ち勝つ最新セキュリティ」のXDR編に登場する最初のセキュリティベンダーとして、パロアルトネットワークス日本法人を取材。Cortex営業本部の室井俊彦・SEマネージャーにCortex XDRの特徴や販売戦略などを聞きました。

　新しいキーワードが誕生すると、ついつい調査会社が提唱したのかと思ってしまいます。XDRはベンダー発の概念だということを忘れないようにしたいです。（岩田晃久）

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