今日は何の日
<今日は何の日>4月11日『ガッツポーズの日』
2023/04/10 09:00
週刊BCN 2023年04月10日vol.1964掲載
TPOをわきまえて
喜びを表現する方法として、胸の前で拳を強く握ったり、上にあげたりすることがある。スポーツをはじめ、さまざまな場面で多くの人が一度はしたことがあるだろう。国内ではガッツポーズとして定着している行為だ。起源は諸説あるが、ガッツ石松氏が普及の立役者となったことに異論はないだろう。ボクシングのWBC世界ライト級タイトルマッチに挑戦したガッツ氏は、試合前は劣勢とみられていたが、メキシコの選手に“幻の右”でKO勝ちし、リング上で喜びを爆発させた。これを見た新聞記者が記事中で「ガッツポーズ」と伝え、世間に広まったといわれている。
努力を重ね、結果を出した人がガッツポーズをするのは自然のことだ。しかし、競技によっては、マナー違反行為とみなされるという。海外では、やり方次第で侮辱行為になる場合があるそうなので、渡航する際は行き先の状況を確認していくことが必要だ。
ビジネスでは、目標の達成に向けて各企業の社員が動いている。結果を出すために努力が必要なのはスポーツと同じ。商談がまとまったときなどには、思わずガッツポーズで喜ぶことがあるだろう。無意識にやってしまうことが多いかもしれないが、TPOをわきまえることは忘れないでほしい。(鰹)
由来
1974年4月11日、ガッツ石松氏がプロボクシングのWBC世界ライト級タイトルマッチで勝利した際、両手をあげて喜んだことにちなみ、ファンが制定した。
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