東北の人は肌が白い？

　「東北美人」という言葉がある。中でも一番有名なのは「秋田美人」だろう。これには「東北の人は肌が白い」というイメージが一役買っているように思う。ちなみに私自身も雪国出身だが、実際友人から肌が白いと言われることは少なくない。

　東北の人の肌の白さには何か理由があるのか調べてみた。すると、全国と東北で、日照時間に違いがあることが分かった。雪国では降雪が要因となり、冬の日照時間が短くなるという。

　秋田県は、日照時間が短い地域の一つだ。都道府県庁所在地における気象庁の観測データによると、1991年から2020年の平年値で日照が最も短いのが秋田県の約1530時間だったそうだ。ちなみに東京都では約1930時間となっており、一番日照時間が長いのは高知県の約2160時間となっており、秋田県と高知県の日照時間の差は約630時間になる。

　とはいえ、近年は美容トレンドとして美白の意識が高まっている面もある。そのためか、普段街を歩いていると肌が白い人もたくさん見かける。私も日々、日焼け止めや美白のための化粧品を使うなど、白い肌維持のための努力を欠かしていない。（留）
 

由来
化粧品の製造・販売を行うポーラが2008年に制定。この日はホワイトデーであることから、美白にちなみ、もう一つのホワイトデーとして知られるように記念日とした。ポーラは日本で初めて「美白」をうたった化粧品を発売しているという。