クラウドフレア・ジャパンといえばCDNベンダーというイメージが強いですが、同社では現在、セキュリティ製品の引き合いが増加しており、成長をけん引しています。今後はゼロトラストを軸にユーザー数の増加を狙います。

　昨年末からは、セキュリティの整備が遅れる小規模公的機関向けにゼロトラストソリューション「Cloudflare One」を無償で提供するプログラムを開始しています。すでに10件の申し込みを受けており、2件の公的機関で導入が始まっているそうです。

　2月の初旬に開かれた記者会見で、同社の佐藤知成社長は「CDNだけが強みではなくなってきている」と力を込めました。競合他社が多いセキュリティ市場の中で、同社が今後、どのようにユーザーを獲得していくかに注目していきたいです。（大畑直悠）

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クラウドフレア・ジャパン、中堅企業向けの販路拡大に注力 地場に強いパートナーの獲得を目指す