SIer主要3社の海外売上高が増えています。積極的なM&Aや資本業務提携の推進、足下の円安効果もあって、NTTデータは主に欧米、野村総合研究所（NRI）はオーストラリアと北米、TISはASEANでビジネスを伸ばしています。

　NTTデータは海外売上高の割合が6割まで高まる見込みです。NRIは本年度（2023年3月期）の海外売上高1000億円を射程内に入れています。TISは26年度にASEANを中心に1000億円のビジネス規模の拡大を目指しています。

　長らく「SIerは雇用は生み出すが、外貨はあまり稼がない内弁慶タイプ」とやゆされることがありましたが、こうしたSIerに対する見方はすでに過去のものになりつつあるようです。（安藤章司）

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SIerの海外戦略、進出を加速させる大手3社