昨今、病院を狙ったランサムウェア攻撃が、深刻になっています。カルテなどが暗号化され閲覧できなくなることで、必要な時に必要な治療を提供できなくなるなど、取り返しのつかない被害が出ています。

　データセキュリティやデータ管理ソリューションを展開するCohesity Japanの伊藤俊明社長も「昨年後半頃から、医療機関からの問い合わせが急増している」と話しました。医療機関は、機微な情報を扱う一方で、IT予算が少ないなどの課題を抱えます。低コストで適切にデータ保護するために、伊藤社長は「データを1カ所に集めた上で、そこを徹底的にセキュアにしていく」という考えを打ち出しています。

　同社はこのほど、SaaS型で提供するデータバックアップとデータ隔離ソリューションの提供開始を発表しました。今後も順次SaaS型のソリューションをリリースし、データの管理から保護まで一気通貫で実現させる構えです。（大畑直悠）

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Cohesity Japan、データバックアップをSaaS型で提供 データの一元的な管理を実現