北斗七星
北斗七星 2022年12月19・26日付 vol.1950
2022/12/23 09:00
週刊BCN 2022年12月19日vol.1950掲載
▼日本漢字能力検定協会は12月12日、恒例の「今年の漢字」を発表した。「戦」が1位になった一方、過去2年と比べてコロナ禍を象徴する漢字は減り、「楽」「幸」「旅」など、明るさを感じさせる漢字が上位に入った。
▼コロナ禍では、これまでさまざまな制限がつきまとっていた。感染拡大が長期化の様相を呈する中、この状況がいつまで続くのかと思っていた人は多いだろう。しかし、屋外でのマスク着用が原則不要になるなど、制限は徐々に緩和されており、「今年の漢字」は世相を表していると改めて感じた。
▼IT業界でも、オンラインが主流となっていたイベントをリアルでも実施する動きが広がり、対面のコミュニケーションが戻ってきた。ロシアによるウクライナ侵攻や円安、物価高などとの「戦い」は課題となっているものの、過去2年とは違った変化があった年だったといえるだろう。
▼年末が迫り、街ではあいさつ回りに出かけている人を見かけるようになった。こちらも恒例行事として続いている。訪問先でこの1年のビジネスを振り返り、以前よりも明るい話題が多くなっているのではないかと思いを巡らせている。(鰹)
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