今日は何の日
<今日は何の日>12月12日『バッテリの日』
2022/12/12 09:00
週刊BCN 2022年12月12日vol.1949掲載
災害時にも活躍
スマートフォンやPC、ワイヤレスイヤホンなど、身の回りにはさまざまな電子機器がある。いずれもバッテリは常にフル充電の状態。残量が減り、端末から警告が出ると、なぜか不安になるからだ。電子機器は、バッテリが切れたら役に立たなくなる。性能の向上によって駆動時間は以前に比べて長くなっており、そこまで残量を心配する必要はないと思う人もいるだろうが、有事への備えとしては非常に重要だ。
例えば、ホームセンター事業などを手掛けるDCMホールディングスが2018年、自然災害被災者100人を対象に実施した調査では、発災後の3日間で「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、災害を経験し「これは絶対用意すべきと感じたもの」はモバイルバッテリが84%と最も高く、水や電池の51%を上回った。安否確認や情報収集、連絡などにスマートフォンを使用していたためとみられている。
バッテリは、充放電の繰り返しで劣化し、そのまま使うと発火などの事故につながる可能性がある。長持ちしない、変形しているなどの異変に気づいた場合は、交換や買い替えといった対応を早めにしたほうがいい。
(鰹)
由来
日本蓄電池工業会(現電池工業会)が1985年に「カーバッテリの日」として制定。91年に「バッテリの日」と名称を変更した。日付は、野球でバッテリーを指すピッチャーとキャッチャーのポジション番号が「1」と「2」であることにちなむ。
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