▼サッカーワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会が11月20日に開幕した。日本との時差は６時間で、開幕戦がテレビで放送されたのは午前１時。普段、熱心にサッカーの試合を見ているわけではないが、４年に１度の祭典ということもあり、試合終了まで観戦し、案の定、寝不足になってしまった。

▼Ｗ杯は、世界で最も大規模な大会の一つといわれている。代表チームが７大会連続の出場を果たした国内では、開会式や開幕戦の模様が中継された。百貨店などでは、特設の売り場でタオルやＴシャツといったグッズが販売されており、注目の高さを感じている。

▼今回のＷ杯では、インターネットテレビのＡＢＥＭＡが全64試合を無料で中継。ハイライト映像も配信する。前回大会まではテレビの中継が主流だったが、今大会は大きく変わる。日本戦だけでなく、興味のある試合を選んで見られるようになったのは画期的といえるだろう。

▼これほど充実した環境で観戦できるようになったのは、ＩＴの発展が大きく影響している。多くの人と同じように、寝不足を覚悟で日本の勝利を願いつつ、ＩＴ業界がより注目される契機になることも期待したい。（鰹）