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コンサル起点のDX戦略で差別化

2022/10/24 10:00





 ITベンダー各社が注力しているDX事業は、働き方が大きく変化したことで一気に成熟しつつあります。次の段階として求められているのが、他社との差別化です。NECはそのための戦略として「コンサル起点ビジネス」の拡大を掲げています。

 戦略の鍵を握るのが、今年4月の組織改革で新たに立ち上げたデジタルビジネスプロットフォームユニット(DBPU)です。戦略コンサルサービス、テクノロジーサービス、マネージドサービスの枠組みで組織を再整理し、主要な関係会社も一元的にユニット内に含め、同社の総合力を最大限に発揮できる体制を構築しました。

 ユニット長を務める吉崎敏文・執行役員常務は「日本でやるべきデジタル改革は経営改革だ。そのためにはコンサルタントのような上流工程の人材を育成していく必要がある」とコメント。リスキングによるDXコンサルタントの育成も含めて、戦略を実行する人員も大幅に増加させる考えです。「NewSIerを目指す」という言葉からも、既存の概念にとらわれない思い切った改革を断行する強い意志を感じました。(大蔵大輔)

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NECがデータ起点でコアDX事業を加速、三つの新たな取り組みを発表
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