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ウェルビーイング社会実現のキーマン

2022/10/03 10:00





 ここ数年で目にする機会が増えた「ウェルビーイング」というキーワード。これは単に寿命を延ばすのではなく、身体的・精神的・社会的に良好な状態で日常生活を制限なく過ごせる健康寿命を延ばそうという考え方です。ヘルスケア関連企業は、実現のために、そもそも病気にかからないようにする予防医療の分野に注力しています。

 富士通と東北大学は9月26日、ヘルスケア領域で戦略提携を発表しました。富士通のデジタルテクノロジーと東北大学の総合知を融合し、同大学が整備を進めるサイエンスパークで、デジタルツイン・AI・データアナリティクスなどの分野において共同研究を実施します。

 キーマンとなるのは富士通の堤浩幸・執行役員SEVP JapanリージョンCEO。22年に富士通に移籍するまでフィリップス・ジャパンで社長を務め、同社が家電からヘルスケアに軸足を移す重大ミッションを先頭に立って実行しました。特に重視していたのがウェルビーイングの要となる予防医療で、まさに今回のプロジェクトにうってつけの人物といえるでしょう。(大蔵大輔)

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富士通と東北大学がヘルスケア分野で提携 デジタルツイン、AI、データ分析でウェルビーイング社会の実現を目指す
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