データを成形したり、タグ付けしたりすることで、高品質な教師データを作るアノテーションという作業があります。アノテーションは、ただの単純作業とみなされ、これまで労働集約型のアプローチしか取られてきませんでした。しかし、実はいろいろな可能性を秘めた作業でもあります。

　アノテーションの精度を高め、教師データの品質を上げれば、飛躍的にAIの予測精度を改善することができます。また、アノテーションはAI分野の専門家でなくてもできるため、医療や製造業の現場に臨む人が、それぞれの経験を生かして教師データを作成すれば、より現場に即したAI開発につなげることができるでしょう。

　アノテーション作業を効率化するプラットフォームを提供するFastLabelは、2020年1月の設立以来、順調に業績を伸ばし、事業を拡大させています。同社の上田英介・代表取締役に、市場への思いや未来へのビジョンをお聞きしました。（大畑直悠）

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アノテーションで、世界と戦う FastLabel 代表取締役 上田英介