日本IBMはこのほど、調査レポート「世界のAI導入状況2022年」日本語版を発表しました。同調査によれば、ビジネスでのAI活用は着実に進んでいる一方で、さらなら普及には企業のデータ管理戦略などが課題となります。

　AIを導入するにしても、そもそもAIで分析すべきデータがないことや、データを管理するツールがないことで、活用にこぎつけられないといった声が、中小企業を中心にあります。AIを導入するメリットは十分に認識していても、AIを生かしきる準備がまだ整ってはいないのが現状のようです。

　社会でAIがより一層普及することが期待されていますが、データ活用以外にも、専門人材の不足やコストの高さなど、ハードルはほかにもあります。各企業が、こういった課題をどのように乗り越えていくか、今後も注目していきたいです。（大畑直悠）

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日本IBM AI本格活用にはデータ管理が課題 「世界のAI導入状況2022年」の日本語版を発表