14型ディスプレイを搭載したノートPCが人気を集めているそうです。全国の主要家電量販店・ネットショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、2022年3月にノートPCのシェア全体のおよそ15％を占め、販売台数の構成比率は1年間で約1.6倍に伸びました。

　実は昨年の夏ごろにPCベンダー各社を取材した際、一部ベンダーから14型が伸びていくという声を聞いていました。とはいえ、まだ各社のラインアップが出そろう前でもあり、あまり実感はわきませんでした。しかし、それから1年もたたないうちに市場での存在感はぐっと高まっています。

　今回の特集では、14型ノートPCの現状や好調の背景などをBCNランキングのデータやベンダー各社の声を基に掘り下げました。GIGAスクールの反動からPC市場全体はやや低空飛行が続く中、14型には新たな市場を開拓する存在として、期待が集まっていると感じます。

　加えて、画面の比較的大きい14型の活用が進めば、よりビジネスを効率的に進められるかもしれません。市場を盛り上げるだけでなく、ビジネスパーソンの働きやすさを高める意味でも、14型の果たす役割は小さくないようです。（藤岡 堯）

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快進撃続く14型ノートPC 市場変革もたらす“台風の目”になるか