今日は何の日
<今日は何の日>3月21日(2006年)『Twitterの誕生』
2022/03/25 09:00
週刊BCN 2022年03月21日vol.1915掲載
2億人がつぶやく空間に
若者から高齢者まで、芸能人や有名ブランドから政治家まで、ありとあらゆる人が身の回りの出来事や自分の考えを発信しているソーシャルメディアのTwitter(ツイッター)。誕生したのは2006年の3月だった。21年末時点で、収益につながる日間アクティブユーザー数は2億1700万、年間売上高も50億ドル(約5800億円)を突破するなど、この16年で巨大メディアへと成長した。災害やアクセス集中でWebサイトがダウンするようなときにもTwitterは運用が続けられることから、自治体などにとっての公式情報発信ツールとしても注目され、今やTwitterは社会インフラに近い位置づけのサービスになりつつある。
しかし、課題も山積みだ。例えば、昨年1月にはトランプ米大統領(当時)のアカウントが暴力を扇動するとして「永久凍結」されたが、一方でデマを拡散する多数のアカウントが野放しになっているなど、どの投稿が削除対象となるか、誰が凍結されるかが恣意的との批判がある。ビジネス面でも、16年の間に純損益で黒字を出したのは2期だけで、21年度も最終赤字。多数の人々による生の感情や思想を取り扱うサービスの難しさが表れている。(螺)
由来
2006年3月21日、ツイッターの共同創設者、ジャック・ドーシー氏が初のツイートを行った。内容は「今自分のtwttrをセットアップしている」だった。
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