コロナ禍で電子商取引（EC）サイトの利用者が増大しています。その動向にあわせて、多くの企業が自社商品を各取引先のECサイトに掲載希望する流れにもつながってきます。一方で、サイト掲載に必要なデータ入力や先方企業と情報をやり取りするデータ送受信には煩雑な作業と時間も要し、結果的に自社商品を掲載するまでに時間がかかってしまう問題も指摘されています。

　その課題を解決する取り組みとして、セゾン情報システムズは取引する企業間で生じる商品情報のマスターデータ作成や処理を効率化するサービスを始めました。このサービスを導入することによって、商品掲載を希望する企業が取引先のECサイトに情報を掲載する際に、各取引先のシステムに合わせて手作業でデータ入力してきた従来プロセスの多くを自動化できるようになります。

　情報処理担当者の負担や販売に至るまでのプロセスが減ることで、早期のサービス展開につながります。また作業者にとってもデータ入力などに要していた時間を別の作業に費やすことができ、業務を効率的に進められることも期待できそうです。（山越 晃）

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セゾン情報システムズ　HULFT Master Entry Serviceを提供　マスターデータの作成や処理を効率化