今日のひとことWeb版
DXはトップの意志が重要
2022/02/16 10:00
民間研究機関のデジタルトランスフォーメーション研究所が2021年末に公表した、自治体のDXに関する調査結果によると、DXを先行している自治体と遅れている自治体の差は「トップのコミットメント」にあるそうです。DXというと、ITシステムの刷新に関心が向いてしまいがちですが、組織文化や各種制度、職員の意識など、組織全体の変革が求められることもあり、トップの姿勢が重要になってくるのだと思われます。
もちろん、これは自治体に限ったことではありません。民間企業においても、DXの成否はトップの考えによる部分が大きいです。1部署がどれだけ頑張っても、システムのリプレースなどは可能かもしれませんが、意識を全体へ浸透させることは難しいでしょう。
週刊BCNと週刊BCN+は21年12月14~16日、オンラインセミナー「週刊BCN DX Session vol.1」を開催しました。初日が「DX×テレワーク/ネットワーク」、2日目が「DX×サイバー攻撃/BCP・DR対策」、最終日が「DX×業務効率化/生産性向上」をテーマに、さまざまなITベンダーなどがDXの実現に向けた考え方や技術を紹介しました。週刊BCN+でセミナーの模様をレポートしていますので、ぜひご覧ください。
このセミナーを見ても分かる通り、DXとは多岐にわたる要素が存在しています。会社からDX推進を任された人の中には、何から手をつけていいかと途方に暮れている人もいると思います。まずは経営者・経営陣としっかりコミュニケーションを図り、目指す組織のあり方を明確にした上で、トップにより積極的に関与してもらうことが大事なのかもしれません。(藤岡 堯)
【記事はこちら】
DX浸透に向けた価値を考える場 「週刊BCN DX Session vol.1」開催
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