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事件後はセキュリティ環境を再構築

2021/12/10 10:00





 米ソーラーウインズの日本法人ソーラーウインズ・ジャパンは、パートナー支援やハイタッチ営業の強化に取り組んでいます。同社では、ネットワーク、アプリケーション、データベースなどのパフォーマンスを監視する機能をIT管理統合プラットフォーム「Orion Platform」上で提供していますが、企業のクラウド活用が進む中で引き合いが増えているそうです。

 ソーラーウインズといえば昨年、サイバー攻撃によってOrion Platformにマルウェアが組み込まれたことで利用していた企業が情報流出などの被害を受けました。ソフトウェアサプライチェーン攻撃の代表的な事例として紹介されていることから、多くの人が知っているのではないでしょうか。

 同社ではその後、「セキュアバイデザイン」をコンセプトに開発環境をはじめとした社内のセキュリティ体制を再構築しました。日本法人代表の脇本亜紀社長は「現在では、世界トップレベルのセキュリティ環境になった」と説明します。

 事件により、同社の製品に不安を覚えるユーザーもまだまだ少なくない状況です。脇本社長は「丁寧にセキュリティの取り組みを説明し、安心・安全に利用できる状態だということを浸透させる」と、引き続き信頼回復に努めていくこと強調していました。(岩田晃久)

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ソーラーウインズ・ジャパン 性能監視製品の販社支援を強化 来年中には新パートナープログラムを予定
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