東京五輪・パラリンピックが閉幕して1カ月以上が経過しました。大会期間中、時間を見つけては放送されている競技を楽しく観戦し、多くの日本人選手が活躍したシーンに感動したのは良い思い出となっています。

　その東京五輪のオフィシャルパートナーを務めたシスコシステムズ（シスコ）が、期間中の取り組みについて記者会見を開催しました。同社では、競技会場や選手村、大会本部をつなぐネットワークシステムを構築し支援しました。大会期間中は、ネットワークには18万6000台の端末から接続がありましたが、遅延をはじめとしたトラブルは起こらなかったそうです。

　また、会見には同社とアスリートアンバサダー契約を結んでいる卓球日本代表の石川佳純選手と張本智和選手が参加。シスコから提供される対戦相手の映像やデータが、戦術を組み立てるのにとても役立ったというお話をされていました。

　新型コロナウイルスによる開催の1年延期や無観客開催など、イレギュラーとなった東京五輪が成功したのも、こうした舞台裏での企業と人の努力によるものだったということを記者会見を聞きながら改めて実感しました。（岩田晃久）

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シスコシステムズ、五輪史上最多の拠点数をカバーするネットワークを構築