世界中で愛される定番品

　デニム製品は、ファッションアイテムとして世界中に広がっている。日本では、「アメカジ」の定番として人気を博し、これまでに年代物のジーンズを中心としたヴィンテージブームが起こったこともある。
 
　頑丈さが特徴のデニム生地は、もともとはフランスが発祥といわれている。製品としては、1848年から始まった米国のゴールドラッシュで、労働者たちがジーンズを着用したという話が有名だ。

　日本では、戦後に米軍の放出品として持ち込まれて広がったといわれている。60年代には、国産ジーンズの第一号が岡山県倉敷市児島で誕生。90年代には、過去のモデルにプレミアがつく一大ブームが発生した。

　今でもヴィンテージデニムの人気は高く、状態によっては高値で取引されるケースがある。かつてのブームを経験した人たちの自宅には、お宝が眠っているかもしれない。（鰹）


由来
「国産ジーンズ発祥の地」として知られる岡山県倉敷市児島の児島ジーンズストリート推進協議会が、ジーンズをはじめとしたデニム製品の魅力を多くの人に知ってもらうことを目的に制定した。10月26日を選んだのは、語呂合わせで10（ten＝デ）、26（ニム）と読めるため。