Amazon Web Services（AWS）の公式マーケットプレイスからは、AWSに対応したさまざまな業務アプリやツールを購入できます。

　しかし、ユーザー企業がマーケットプレイスから直接購入してしまうと、出入りのSIerはサポートすることが難しくなってしまいます。そこで、表示価格とは別に、開発元ベンダーが売り手であるSIerに向けて個別に卸値を設定できるプログラムがAWSには存在します。

　開発元から見れば仕切り値を提示し、売り手であるSIerとしっかり“握る”ことで、より優先的に自社商品を売ってもらえる可能性が高まり、ユーザー企業は普段から取引関係にあるSIerから正式にサポートを受けられるメリットがあります。

　SIerは開発元との関係を強化でき、商品ライセンスの売買差益やユーザー企業の満足度を得られるなど、「作り手、売り手、買い手の三者にメリットがある」プログラムだと言えそうです。詳しくは記事をご参照ください。（安藤章司）