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IT産業の魅力とは

2021/03/01 10:00





 今年1月にレッドハットの新たなトップとなった岡玄樹社長。リーマン・ブラザーズ証券会社、そしてコンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーの後、ソフトバンクグループ、アリペイ、マイクロソフトとIT企業で要職を歴任してきました。

 経営支援のプロフェッショナルサービスから事業会社へと転じる際、数ある業界の中からITを選んだ直接の理由は、ソフトバンクグループからのオファーがあったからということですが、この業界で仕事をすることの面白さを「スピードの速さ」、そして「テクノロジーを工夫することで事業を創り出せる」という二つの側面で説明してくれました。

 多くの産業では、事業の立ち上げと拡大にあたってそれなりの資金を投じる必要があります。IT産業でも資金が必要なのは同じですが、テクノロジーをうまく活用することで、例えば製造業などと比べると、かけたお金に対して大きなリターンを得ることができます。しかも、この10年だけを見ても数々の新しいユニコーン企業が生まれているように、変化のスピードが段違いに速い。日本企業の「失われた10年」が20年、30年になったといわれる今、その回復にはITの活用が不可避であると岡社長は強調します。(日高 彰)

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【KeyPerson】レッドハット 代表取締役社長 岡 玄樹
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