COVID-19の影響によって、多くの企業がオンラインミーティングを活用するようになってきました。オンラインミーティングツールというと、大手IT事業者が提供するスイート製品の一機能からコンシューマ向けサービスまで、さまざまなものが市場にあふれていますが、その中でも米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが提供する「Zoom」の存在感は際立っています。

　同社では、SMB（中堅・中小企業）の開拓を中心に全国へと販売網を広げていく方針を掲げています。SMBは、コストにシビアなケースも多く、オンラインミーティングツールを単体で気軽に導入、という流れに乗せるのは簡単ではなさそうですが、日本法人の佐賀文宣カントリーゼネラルマネージャーは「SMBは、いわゆる“野良ツール”で対応することが多かった。SMBとはいえ、企業レベルのガバナンスを確保したいニーズは確実にあり、Zoomが入り込める余地は大きい」と強調しています。(銭君毅)

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「Zoom」をあらゆるコミュニケーションの代名詞に