今日のひとことWeb版
お酒を酌み交わし親交を深める
2019/09/19 10:00
WindowsアプリをMacで実行するためのソフトベンダーとして有名なパラレルス。この技術を応用するかたちで、Windowsアプリを他のパソコンやタブレット、スマートフォンといった端末に配信する「リモートアプリケーションサーバー」の開発にも力を入れています。
昨年末にカナダのコーレルに買収され、今はコーレルの「パラレルスブランド」になっていますが、もともとグローバル企業だったこともあり、パラレルスのスタッフは、ロシアやイタリア、中国、韓国など多様な国籍で構成されているそうです。
パラレルスの日本法人時代に代表取締役を務めていた下村慶一氏は、海外スタッフが来日した際、夕食をともにすることも多いとのこと。「ロシアとイタリアのお酒好きの人は、“好きのレベル感”がちょっと違う。ジュース感覚で飲んでいるよう」と、驚き混じりの感想を話していたのが印象的です。
下村氏は、家電量販のノジマ、台湾のユーリードシステムズ、コーレル、パラレルスと国内外の企業で要職を務めてきただけに、多くの国々、地域の方々とお酒を酌み交わし、親交を深める機会に恵まれてきたそうです。それだけに、先週、大動脈解離で急逝したことを悔やむ言葉が世界中から寄せられました。享年56歳。心よりお悔やみ申し上げます。(安藤章司)
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