今日のひとことWeb版
Watson、国内納入1万社超が視野に
2018/10/25 10:00
日本IBMは、AI「Watson」の納入社数を向こう数年で1万社超に増やす目標を立てています。直近では1000社余りで、IBMビジネスパートナーによる中堅・中小企業向けの販売が納入社数増に大きく貢献したとのこと。
目下の課題は、データ分析の特別な知識がない人でもWatsonを使いこなせるようにするためのツール群の充実。もう一つは、Watsonが導き出した答えの妥当性、公平性の担保。合理性を追求しすぎて、思いもよらない差別や、不公平を生み出してしまわないようにするためです。
これから中堅・中小企業ユーザーが一段と増えていくことが予想されるだけに、使い勝手や公平性の担保の仕組みをビジネスパートナーとともに考案していくことが、より重要になってくるはずです。(安藤章司)
- 1
関連記事
日本IBMのWatson事業 早期に国内1万社超の販売を目指す AI人材不足を補うサービスやツール群を充実
日本IBMのPower Systems事業 「業務専用機」とはもう言わせない AIと業務の両方をこなせるプラットフォームを目指す