ITの人材不足が深刻だと言われるようになって、しばらく経ちました。むしろ、言われすぎて危機感が薄らいでいるのでしょうか。しかし、いつまでも傍観しているわけにはいきません。人の育成には時間がかかるもの。継続的に取り組み、数年経ってから、はじめてその効果が表われます。対策を先延ばしにして、教える人材までいなくなってしまってはもう遅いのです。案外、デッドラインはすぐそこまで迫っているのかもしれません。

　こうした現状に対し、アマゾン ウェブ サービスジャパンが本格的な活動を開始しました。学生向けの教育プログラムにより、将来的な人材不足を解消するだけでなく、自らのエコシステム拡大も図っているようです。業界全体の危機をチャンスに変える一手となるのでしょうか。（銭君毅）