今日のひとことWeb版
データ保護の合理的な考え方
2018/08/02 10:00
情報漏えいのリスクを考えたとき、究極的には取り扱っているデータさえ保護すれば被害を最小限に抑えられるのではないか――。
韓国のブレインズスクエアは、強固に守られたある種の“オンラインフォルダー”上で作業を行うことで、データのみを集中的に保護する仕組みを開発しています。保護されたフォルダーからコピーしたり、印刷したりすることを禁止することもできます。
昨今の働き方改革で、リモートワークへの対応が進んでいますが、その仕組みであるDaaSやVDIなどに比べて価格も抑えられる。また、保護フォルダーにデータを集約する構造であるため、ユーザー間でデータ共有が行いやすくなったり、一括バックアップが容易になるといった副次的効果も享受できるとのこと。
なるほど、確かにデバイスのなかに入っているOSやアプリケーションなどの大半は復元可能なものばかり。本当に保護しなければならない個人情報や企業固有のデータのみを集中的に管理する合理的な発想といえそうです。(安藤章司)
- 1
関連記事
ブレインズスクエア、PCデータと情報漏えいをゼロにするセキュリティソフト
リセッションにどう備える? 「BCN Conference 2018 夏」でITベンダーが指南
週刊BCN、大阪・梅田でSIer・リセラー向けセミナーを開催、梅雨のジメジメを吹き飛ばす熱気