駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国
<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>アジア最大級の黒人街
2018/01/17 09:00
週刊BCN 2018年01月08日vol.1709掲載
アフリカ出身の黒人が集中
広州の地下鉄5号線小北駅。改札を出ると、急にきつい香水のにおいや、知らない言語が飛び交いだす。あたりを見回すと、確かに黒人の姿が多い。中心部だという宝漢直街まで出ると、街の雰囲気はガラリと変わる。見慣れない文字の看板が急増。ご飯を食べていたり、買い物袋を提げて歩いていたりする黒人の姿が目立つ。
ここで暮らす人々の多くは、対アフリカ輸出を手がける貿易商とその家族。中国の安価な製品を流通させることを生業としている。ただし、近年では不動産賃料などの生活コストの上昇やビザ申請の厳格化、不法滞在の取締まり強化などを受け、以前の賑わいは失っているという。
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