北斗七星

北斗七星 2018年1月1日付 vol.1708

2018/01/05 09:00

週刊BCN 2018年01月01日vol.1708掲載



▼海外から来た友人が、必死に日本語を学んでいる。彼は母国語と英語のほかに、C言語やJavaを話す。日本語もこなすが、書くのは難しいという。漢字にひらがな、カタカナ。日本語はキャラクターの数が多い。なかでもカタカナが間違えやすいのだとか。ムとマの区別がついていない。

▼少子化の影響により、多くの企業が人材確保に頭を抱えている。海外の人材に期待する声もあるが、日本企業は外国人に不人気だ。長時間労働のイメージが海外の優秀な人材を遠ざけている。海外人材の確保のために、働き方改革の取り組みを海外に発信していく必要がありそうだ。

▼人材不足を補うために、人工知能の活用が進んでいる。何でもできるとはいかないが、職場への進出は確実に進んでいる。活用シーンが増えたことで、限界を感じることも出てきた。量子コンピュータに対する期待は、より高い計算能力でその壁を越えることにある。

▼量子は、カタカナではクアンタムになる。ムとマの区別がつかない彼は、クアンタマコンピュータと書く。なんとも微笑ましい。正月ゆえ、お年ダマだと思って遠慮なくいだたくことにしよう。(風)
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