マイクロソフトの注目商材である「Microsoft 365」をご存知でしょうか。「Office 365」「Windows 10」「Enterprise Mobility + Security（EMS）」を組み合わせた製品です。日本マイクロソフトは11月1日、中堅・中小企業向け製品「Microsoft 365 Business」をリリースし、これにより、「Microsoft 365」のラインアップがひとまず出揃いました。

　同社が拡販を後押しするファクターとして重視しているのが、働き方改革のトレンドと、Windows 7（ついでにOffice 2010）のサポート終了です。働き方改革は、継続的な取り組みが求められるべき課題ともいえるでしょうが、Windows 7のサポートは2020年1月までと期限が決まっています。Windows XPのサポート終了時は、デバイス、ソフトウェアとも特需といえるような盛り上がりがありましたが、今回は果たしてどうでしょうか。Windows 10が“最後のWindows”だといわれていることを踏まえれば、「最後のビッグマイグレーションの機会」（日本マイクロソフトの三上智子・業務執行役員Windows＆デバイス本部長）となるわけで、このチャンスをどう生かすべきか、多くのパートナーが問われているといえそうです。（本多和幸）