北斗七星
北斗七星 2017年10月02日付 vol.1696
2017/10/06 09:00
週刊BCN 2017年10月02日vol.1696掲載
▼期限切れの乾パン。切れたといっても、たった半年。捨てるのはもったいない。見た目は購入時そのままの状態でカビは生えていない。自己責任でおいしくいただいた。
▼東日本大震災を受けて非常食が必要だと感じ、乾パンや飲料水を買い揃えた。非常食ゆえ、購入後は押し入れに入れたまま。日常では出番がないため、備蓄した非常食の存在を忘れていた。
▼大震災後に注目された情報システムの災害対策。遠隔地にバックアップ環境を構築し、本番環境が被災しても、継続運用を可能にする取り組みが急増した。これで安心となるはずだが、多くは本当に機能するのかをテストしていない。本番環境を運用時にダウンさせるわけにはいかないからだ。バックアップ環境が予定通りに機能したとしても、今度は本番環境に戻すタイミングが難しい。当時の課題であった。押し入れの乾パンと違って、システム環境は定期的にリプレースされる。現在では改善されているに違いない。
▼食べてしまったので、非常食を買い足しに行ったが、近所の店舗では手に入らなかった。売れないのだろう。リプレースを忘れている人が多そうだ。(風)
- 1