今日のひとことWeb版
IoTの活用方法
2017/07/05 10:00
昨年まで流通・小売業を取材していましたが、店舗づくりの重要なファクターとしてよく耳にしたのが、トイレでした。特に女性客を増やすうえで、決して手を抜いてはいけないポイントです。例えばその昔、秋葉原にヨドバシカメラやドン・キホーテが出店し、客層が変わった時、トイレを増設したり改修したりした店舗やビルがあったそうです。そもそも秋葉原は、今もトイレが少ないといわれています。
女性はトイレの情報にとても敏感です。友人と出かけると「ちょっと歩いて○○のトイレを利用しよう」なんて話になります。どこのトイレがキレイか、パウダールームが充実しているか、そういった情報を蓄積しています。またお子さんがいる方ですと、ベビーチェアやおむつ交換台の有無もチェックしています。
ただ、そうしたトイレは混みやすいです。そんななか、KDDIがIoTでトイレの空室状況を把握・管理できる「KDDI IoTクラウド~トイレ空室管理~」をリリースし、小田急電鉄が導入しました。女性がもつ利用しやすいトイレ情報と、IoTで集めた空室情報。かけ合わせたら完璧だと思いませんか? KDDIのIoT技術は、意外と身近なところにありました。(山下彰子)
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