今日のひとことWeb版

持ち前の胆力で道を切り開く

2017/06/06 10:00



 多くのSIerにとって、不採算案件を含め、失敗するプロジェクトをどう減らしていくのかは大きな課題です。週刊BCN1678号のショートインタビューコーナー「FACE」にご登場いただいた双日システムズの成塚健次さんは、社内PMOの立ち上げを主導した経験があり、「ほとんどの失敗案件は、コミュニケーションの部分に原因がある」と指摘しています。

 少し人を増やせば解決するような問題であったとしても、例えば3人月のコストが付加されるのをプロジェクトマネージャーが自分の失点にしたくないと考え、本当に厳しい局面になるまで上司に報告しないなどということは、“あるあるネタ”だとのこと。当時、20代後半だったにもかかわらず、年上のプロジェクトマネージャーたちを向こうにまわし、標準化された管理プロセスを現場に落とし込む必要性を根気よく説き続けたという成塚さんの胆力には驚かされました。(本多和幸)
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