今日のひとことWeb版

空の産業

2017/02/15 10:00



 空を飛ぶ鳥の視点から、映像が撮影できるドローン。ガジェット好きのユーザーを中心に一時期注目を集めましたが、個人でドローンを飛ばすにはややハードルが高いのも事実です。

 例えば、国内で販売しているドローンであれば問題ありませんが、海外のサイトで購入したものは、採用する周波数帯域のため屋外での使用が禁止されているものもあります。また、どこでも飛ばしていいというわけではなく、国土交通省のルールに則り、申請手続きが必要です。フライト経験が少ないと許可が下りにくい、という指摘もあるそうです。

 今、ドローンに注目しているのは、ガジェット好きよりも企業でしょう。広大な田畑で農薬散布を行う農業ドローン、空撮データをもとに広大な土地や危険区域の距離測定、体積算出を行う撮影・計測サービスなどが、ビジネスとして確立しています。飛行距離が伸びるとコントローラの電波が届かないため、自動飛行システムが重要になります。ドローンビジネスはまだまだ離陸したばかり。どれほど高く、長く飛べるか注目したいところです。(山下彰子)
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