記者の醍醐味といえば、普段はなかなか会うことができない企業の経営者や有名人、著名人に直接会って話ができることでしょう。彼らにアポイントを取り、会いに行こうとした時、ハードルとなるのが時間と場所です。例えば、名古屋や大阪に本社を構える企業の経営者に会おうと思ったら、移動だけでなかなか大変です。

　先日、名古屋にいらっしゃる事業部の担当者と、その企業が都内に構える営業所で、Web会議システムを使ってインタビューを行いました。直接会いに行こうとすると、往復するだけで3時間以上を費やすことになります。それが、都内の営業所に出向くだけの片道30分ぐらいの移動でお話ができるのですから、大変便利ですよね。空いた時間で、もう一件取材ができそうです。

　編集部内にWeb会議システムがあれば、将来的には会社から一歩も出ずにインタビューができるようになるかもしれませんね。とはいえ、現地の名物に舌鼓を打つという楽しさがなくなってしまうのは寂しい限りですが……。（山下彰子）