駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>急速に普及する携帯

2016/11/16 19:46

週刊BCN 2016年11月07日vol.1652掲載

 アジア最後のフロンティアと呼ばれるミャンマー。インフラの整備が遅れており、IT環境も遅れているのだが、携帯に関しては、ここ数年で急速に普及している。

 海外出張では、日本の空港などで、海外対応のWi-Fiルータをレンタルするビジネスマンは多いが、SIMフリー端末さえもっていれば、実はミャンマー現地で容易に通話・データ通信環境を手に入れられる。それも、価格は1500チャット(約150円)からと格安だ。

 現在、携帯通信事業を主に展開しているのは、ミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)、Ooredoo、Telenorの3社。MPTは、KDDIと住友商事との共同事業として推進しており、すでにモバイル累計加入者数は2000万を突破している。日本びいきの私は、ヤンゴン国際空港でさっそく、MPTのSIMカードを購入した。

 2012年に10%程度だった同国の携帯普及率は、今年、約80%に達した。

ヤンゴンでは市街のいたるところに携帯キャリアのショップがある
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