今日のひとことWeb版
一般論に反論
2016/10/25 15:26
そんなことから、われわれもつい「オフィスにおける紙の需要が減る中……」といった“一般論”のフレーズを記事に用いてしまいがちですが、富士ゼロックスの栗原博社長は「当社に関して言えば、プリントボリュームも、機器の設置台数も増えている」と反論します。確かに、企業で扱われる情報のうち、紙にプリントアウトされるものの割合は減っています。しかし、全体の情報量そのものが爆発的に増えているので、複写機やプリンタの稼働機会は失われていない、ということのようです。
もちろん、複写機やプリンタの国内市場全体をみれば、大きな成長が期待できる領域でないことは明らかです。しかし、そのような一般論に対し、理論と実績をもって反論できる企業もまた存在する。このような反論に出会えるのも、人に会って話を聞くことの醍醐味のひとつです。(日高彰)
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<Key Person>富士ゼロックス 代表取締役社長 栗原博
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