今日のひとことWeb版
「データ本位主義」が過熱
2016/10/20 15:26
これまでは、ユーザーの「IT投資」獲得にしのぎを削ってきたITベンダーですが、最近は「ユーザーのデータが集まる仕組みをつくれば、IT投資は後付けでも構わない。データを獲得することでIT投資もくっついてくる」(ITベンダー幹部)と、考える傾向が強まっているようです。
確かに、IoT/ビッグデータ、AI(人工知能)は、ユーザーが持つあらゆるデータを集めて分析し、企業活動の競争力を高めるためのツールなので、データがなければIoTもAIも役に立ちません。
見方を変えれば、データさえ集めることができれば、サーバーやストレージ、ネットワーク、IoTプラットフォーム、AIエンジンなど、あらゆるものが売れる余地が広がる。こうした観点から、データ・オリエンテッド(データ本位主義)への移行に勢いがつくのも、自然な流れなのかも知れません。(安藤章司)
【記事はこちら】
日本ユニシス 代表取締役社長 平岡昭良 ビジネス・エコシステムが社会課題を解決する
- 1
関連記事
ニフティ、IoT分野で高まる存在感、IoT活用のソリューション事業を加速
セゾン情報システムズ IoTデバイスとのデータ連携基盤「HULFT IoT」 安心、安全、確実なデータ転送をIoTでも
ニフティ、「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」のトライアルα版を公開