駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>宿題は「微信」で提出

2016/10/12 19:46

週刊BCN 2016年10月03日vol.1647掲載

 最近、妻が中国語を学ぶために、上海のある大学の短期コースに入学したのだが、そこでは「微信(WeChat)」を使って宿題のやり取りをすると聞いて驚いた。

 仕組みはこうだ。毎日の授業の終わりに、先生から文章作成の課題が出されると、生徒は翌日までに、「微信」上で課題の文章や、その発音の音声データを作成し、これを先生のアカウントに送信する。すると、ほどなくして先生から返信があり、文章の間違いや正しい発音を教えてくれるというものだ。

 実際のやりとりをみると、先生からのレスポンスがとても早くてびっくり。この方法なら、先生は自分の予定に合わせて都度返信すればよいので、従来のように翌日まとまった時間を取って宿題をみる必要がないのだ。

宿題は現物を教卓に提出、そんなやり方は時代遅れか

 情報流出などセキュリティ面は考慮せねばならないが、効率は断然いい。宿題は翌朝、教卓に提出するというやり方は、時代遅れなのかもしれない。
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