今日のひとことWeb版
「企業の顔」のはずが……
2016/09/21 15:26
そのひとつが、「企業が把握している自社ウェブサイトは約半数にとどまる」というもの。終了したサービスやキャンペーンのサイトの残存や、担当者の異動・退職で長年コンテンツの更新がなく放置……などの経緯で、企業が開設したサイトの約半数は、その企業自身も存在を忘れ、漫然と公開されたままの状態になっているということです。忘れられているくらいなので、すでにビジネス上の価値を失ったサイトであることが多いのですが、そのようなサイトでも、サイバー攻撃によって改ざんされ、ウイルスへの誘導や他のサイトの攻撃に使われる危険は避けられません。
「企業の顔」であるはずのウェブサイトが放置され、いつかゾンビのように攻撃を開始するのは恐ろしい話。社内のPCやサーバーは資産管理するのが当たり前になりましたが、ウェブサイトやクラウド上の資産のありかも、同様に企業として正確に把握していく必要がありそうです。(日高彰)
【記事はこちら】
狙われるIoTデバイス 管理の範囲外で「ボット」化する機器が急増
- 1
関連記事
<ここに注目!ニッポンのパートナー戦略>第42回 F5ネットワークス(上) WAFが“must have”の時代に