先週、腹をひどく壊した。水下痢が止まらず、病院に駆け込む羽目に。衛生的でない食品を口にしたことが原因と思われる。

　周知の通り、中国で食の安全は大きな社会問題となっている。汚染食品流通のニュースが後を絶たない。外国人が中国産の食品を敬遠しがちなことと同じように、中国人も自国の食品を信用してはいない。

　国家食品薬品監督管理総局は8月22日、食品安全検査アプリ「食安査」をリリースした。これは、消費者が安全な食品を選択して購入するための一助となるべく提供されたもの。市場に流通する食品のパッケージに記されたバーコードをアプリを通してスキャンすることで、その安全検査情報を閲覧できる。2014年以降の16万余りの食品データをもとに、過去の検査日時や合否状況に加え、不合格の際は基準値をどの程度を満たしていなかったのか、何度目の検査で合格したのかといった情報を瞬時に確認することが可能だ。