今日のひとことWeb版

気軽に楽しく学ぶ

2016/07/19 15:26

 頻発するサイバー攻撃や情報漏えい問題などを受け、「情報セキュリティ対策は重要」との認識が広がっています。その一方で、カスペルスキーの川合林太郎社長は、日本の課題は他国との「情報格差」にあるといい、セキュリティへの関心が高まっているとはいえ、そもそもユーザーの意識は低く、企業で導入したセキュリティ機器を十分に活用できていない、という現実があると話します。そこで同社では、セキュリティベンダーとしての社会的立場から、CSR活動として広く一般の人々に向けた教育・啓蒙活動などに力を入れています。

 そうした活動のひとつとして、働く女性を対象にしたセキュリティセミナー「KASPERSKY After 7 Seminar」を月に一回開催しています。「会社帰りに習い事に行くような気軽な気持ちでセキュリティを学んでもらう」がコンセプト。女性が気になるようなテーマのミニセミナー(日本酒やメキシコ伝統料理、落語など)と、セキュリティをわかりやすく解説する講座で構成しており、私も以前参加させていただきました。セキュリティというと少し堅そうなイメージがあるかも知れませんが、気軽に楽しく学べる場を用意するのは、人々の意識を高めていく上で非常に効果的と思います。(前田幸慧)

【記事はこちら】
カスペルスキー 日本の課題は「情報格差」にある 川合社長にインタビュー
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.7.19」より
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