今日のひとことWeb版
“ハイブリッド”が消えるのがゴール?
2016/05/11 15:26
発表会の後、マイクロソフトの担当者に「まさにAzureとのハイブリッド環境を実現する製品ですね」と話しかけると、いったんうなずきながらも、「目指すところはハイブリッドの先にあります」という答えが返ってきました。“ハイブリッド”という言葉には、二つの異なる要素を組み合わせて生まれたもの、といった意味がありますが、ITインフラを「ハイブリッド環境」と呼んでいること自体、裏を返せば、今はオンプレミスとクラウドという異種のものを、なんとか苦労して一つの環境として使おうとしている段階にあるということ。
オンプレミスもAzureも、さらには他社のクラウド基盤もまとめて一つの大きなIT資源として扱い、ユーザーがそれらの違いをまったく意識することなく利用できる環境をつくり上げることが目指すべき方向ということのようです。その意味では、ハイブリッドという言葉が世の中で使われなくなることがゴールといえるのかもしれません。(日高 彰)
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