今日のひとことWeb版
明るい2020年
2016/04/22 15:26
それでも、日本と比べて中国の市場は動きが早いため、今後5年の間には想定していない出来事が多々起こるはず。私が予測した2020年の通りになるわけではありません。東忠集団の丁偉儒董事長&CEOは、過去のBCNの取材で以下のように語っています。
「日本を例えれば『こたつ』です。安定してバランスをとっていて、無理に動かすと壊れます。ですから、日本の意思決定のポイントはリスクヘッジとなります。一方、中国は毎日の変化が激しいので、『自転車』といえます。スピードを出せば安定しますが、そうでなければ倒れます。つまり、中国ビジネスのヒントは、チャンスをつかむことです」。
今後5年の間で、日系IT企業にもいくつかの大きなチャンスが訪れることでしょう。そのチャンス俊敏に捉えて、明るい2020年を迎えたいところです。(上海支局 真鍋 武)
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中国ビジネス未来予想図 2020年に日系IT企業はこうなる
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