中国の国慶節にあたる10月1日からの7連休に、日本に一時帰国した。今回の帰国には、ある目的があった。それは、「爆買い」。ふだんは中国にいるので、爆買いは日本メディアの報道越しでしか知らなかった。実際に現場を歩いて体感すると同時に、中国からのイチ訪日観光客として、爆買いをしてみたかった。実は、海外駐在員は、店頭でパスポートを提示しさえすれば、免税価格で購入できるのだ。

　さっそく、お目あての品を購入するため、秋葉原の家電量販店に。ソフマップ秋葉原本館では、中国人の訪日観光客を取り込むため、店頭で「慶祝国慶」などと記した大規模なポスターを掲示。同店では、うれしいことに銀聯カードで決済すると、さらに5％オフで購入できた。免税と合計すると、13％オフである。

　2015年内には、ビックカメラやパルコなどで、中国No.1のオンライン決済サービス「支付宝（Alipay）」の使用が可能となる見込みだ。中国人観光客の「爆買い」は、ますます便利になるばかりである。