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2ケタ成長は当たり前

2015/08/07 15:26

 日系IT企業の中国現地法人では、「売上高の2ケタ成長は当たり前」と、高い業績目標を設定しているケースが少なくありません。この理由は主に2つあります。

 ひとつは、中国IT市場が大きく成長していること。中国工業和信息化部(工信部)によると、2015年上半期の中国ソフトウェア・情報技術サービス業の市場規模は、前年同期比17.1%成長と、依然高い伸び率を示しています。

 もう一つは、現地法人の設立からまだ日が浅く、売上規模の小さい企業が多いことです。同じ金額の案件を受注しても、数千、数百億規模の売上高をもつ日本本社と比べて、現地法人では売上高の成長率が大きくなるというわけです。

 では、実際に2ケタ成長に成功している企業はどの程度あるのでしょうか。中国現地法人の業績を公表している日系IT企業が少ないため、BCN上海支局では、この夏、独自のアンケート調査を実施しました。その結果、約63%の日系IT企業の中国現地法人では、上半期の売上高が前年同期比で2ケタ成長したことがわかりました。(上海支局 真鍋武)

【記事はこちら】
日系IT企業の中国ビジネス 2015年上半期、約63%が2ケタ成長 BCN上海支局が独自アンケート調査
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.8.7」より
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