今日のひとことWeb版
5000人規模を相次いで本体へ吸収
2015/07/30 15:26
こうした動きから読み取れるのは、日立製作所本体が、金融や社会インフラ、ヘルスケアの領域に、さらに注力していくという明確な意思表示です。
日立ソリューションズ、日立メディコともに、かつては上場会社(前身の会社を含む)でしたが、上場を廃止したうえで、それぞれ5000人規模の人員を本体へ吸収。日立製作所が注力する領域へスピーディに、より多くの人的リソースを投入しやすくすることで、競争優位を高めることを狙っています。
注力領域には、子会社ではなく、本体が直接的に乗り出していく姿勢は、他のIT業界の企業ガバナンスにも影響を与えそうです。(安藤章司)
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日立製作所 代表執行役執行役副社長 情報・通信システムグループ長兼 情報・通信システム社社長 齊藤 裕 国内で我慢、グローバルでチャレンジ
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