今日のひとことWeb版
いつか「ハードを手放す」ことも
2015/06/18 15:26
その日立ですら、「ハードを手放すことがあり得る」というのは、想定以上の速さでサーバーやストレージ、ネットワークの機器がコモディティ化し、なおかつ汎用サーバー上で稼働するソフトウェアで、機能を代替されることが背景に挙げられます。
ソフトウェアで代替するとは、いわゆる「ソフトウェア・デファインド(ソフトウェアによる定義)」の流れが加速していることを示しており、ストレージ事業もまたソフト・サービス化していく必要があると、日立では考えているようです。
とどまるところを知らないソフト・サービス化の流れは、ストレージやネットワーク機器などすべてのハードウェアが、誰でもつくれるオープンで汎用的なハードに置き換わり、付加価値の部分はソフト・サービス、あるいはシステム全体を構築するシステムインテグレーション(SI)力で発揮していく方向性を示唆しています。(安藤章司)
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