駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>巧みなマーケティング

2015/04/30 19:46

週刊BCN 2015年04月27日vol.1577掲載

 出張で深センに行くため、上海虹橋国際空港へ。しかし、搭乗ゲートに到着したら、飛行機遅延のアナウンスが流れた。中国では、よくあることだ。遅延は3時間とのことだった。

 待ち時間をつぶすために、手もちのPCで作業を行うが、ほどなくして電池が3時間はもちそうにないことに気がついた。充電し忘れたのだ。あたりを見回すと、親切にも無料で充電できるコーナーが整備されている。

 充電コーナーには、なぜかマイクロソフトのタブレットPC「Surface Pro 3」と、その横に重量計が設置されていた。説明文には、「Surface Pro 3は800g。あなたのPCは?」と書かれている。試しに自分のPCを測ってみたところ、重量は1117.3gだった。なんだか悔しい。

 マイクロソフトは、こうしてSurface Pro 3の軽さをPRすることで、ユーザーの購買意欲を駆り立てようとしているのだ。

空港の充電コーナーでマイクロソフトは効果的に「Surface Pro 3」をPR
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