駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国
<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>安全性バツグンの爆竹
2015/02/26 19:46
週刊BCN 2015年02月23日vol.1568掲載
しかし、この爆竹、最近は各市政府が利用を控えるように呼びかけている。危険性があって、環境にも悪影響を及ぼすからだ。例えば、2009年の春節では、爆竹が原因で国営テレビ局「CCTV」のビルで火災が発生している。さらに、爆竹は大量の煙を発生させるため、春節期間中は大気汚染物質PM2.5の濃度も急上昇。魔除けの効果よりも実生活の被害のほうが大きくなってしまうのだ。
そこで最近、注目されているのが「電子爆竹」だ。文字通り、爆竹の電子機器バージョンで、本物に近い爆発音と光を発することができる。これなら安全対策も環境への配慮も十分だ。最近では、スマートフォンアプリ型の電子爆竹もあって、私がみつけた電子爆竹アプリは、5万ダウンロードを記録している。
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